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大日本タイポ組合×TYPOGRAPHY編集部「みんなで語ろう! タイポグラフィよもやまトーク」イベントレポート

イベントレポート

大日本タイポ組合×TYPOGRAPHY編集部「みんなで語ろう! タイポグラフィよもやまトーク」イベントレポート

タイポグラフィ雑誌『TYPOGRAPHY 06』とtype.centerのコラボイベント「みんなで語ろう! タイポグラフィよもやまトーク」が11月20日、ビールも飲める本屋、下北沢B&Bで開催されました。雨の降る夜にもかかわらず、会場は満員のおよそ40名の熱気に包まれました。

TYPOGRAPHY編集部の宮後優子さんによるレポートはこちらです。あわせてお楽しみください。

TYPOGRAPHY編集部の宮後さん

前半はTYPOGRAPHY編集部の宮後優子さんからTYPOGRAPHY誌の編集方針や、ラフ切りから台割といった編集作業の紹介、TYPOGRAPHY誌が雑誌でなく書籍扱いであることのメリット・デメリットなど編集者ならではの裏話が語られました。また特別ゲストとして06号の特集「デザイナーなら知っておきたい 最新フォント150」の欧文フォントについて全面的な協力を得た、フォントのキュレーションサイト『typecache』のふたりが登場し、彼らが今回選んだ欧文フォントの中からのさらにお気に入り書体を紹介や大日本タイポ組合からのフォントに関する質問攻めなどを受けました。セッションの最後には「よい書体を見いだすポイントとは」という来場者からの問いに「スペーシング、カーニングなど押さえるべき基本的なポイントに加え、沢山見て・買って・使うことで目が養われる」との返事。やはり使われてこそのフォントなのだなぁと思わされる場面も。

 休憩を挟んだ後は、当サイトから大日本タイポ組合の二人が「文字を使う人と作る人の真ん中で、両者に楽しいコンテンツを」「タイポグラフィを目指す学生のブックマークになれば」との熱い思いをビールを片手に楽しく語りました。このセッションでのゲストは、サイトのデザインやバックエンドを支えるtype.center管理組合のふたり。「文字によるサイト」の実践としてwebフォントを多用していることなどを交え、サイトの裏側や小ネタ、先日公開した『文字文学』の電子書籍版と紙本版を紹介し、最後には「頑張って記事もサイトそのものもアップデートを続けるので、毎日アクセスしてみてください」とメッセージ。

type.center編集部の大日本タイポ組合

 最後はATypI Hong Kong(2012)ATypI Barcerona(2014)など海外のタイポグラフィイベントを、多くの写真と共に紹介。来場者からの「世界のタイポグラフィの最先端と日本は関係性が切れているように感じる。日本で生活しつつ、世界と繋がるためには?」との鋭い質問に対し、「海外で頻繁に開催されているカンファレンスへの参加、モリサワ文字文化フォーラムなど海外のタイポグラファーが来日したチャンスに交流する、海外でも短期で学ぶ機会が提供されているので活用する」などの提案が行われ、大日本タイポ組合も、ATypIのようなイベントを日本国内で仕掛けられるよう煽っていきたい、と意欲を語ってイベントは幕を閉じました。

最後はTYPOGRAPHY編集部からグッズのプレゼント。じゃんけん大会!

2014年11月21日

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