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#文字川柳 最終審査の 発表です

文字川柳

#文字川柳 最終審査の 発表です

文字にまつわる句を、五・七・五の17文字に込めてツイートいただいた「文字川柳」。2016年11月に投稿された句の数は720にものぼりました。たくさんの投稿ありがとうございました。

先日開催された審査会において、厳正なる審査の結果、最終選考へ27句が選ばれ、さらに各賞が選ばれました。ここにそれらの句をご紹介いたします。

大賞

評:「ゑ」の字をカタチで解釈するのがイマ風で、句そのものも後半に連れスピード感が増し、声に出して読み上げたくなります。文字のカタチと音を楽しむことができる一句です。(大日本タイポ組合)

優秀賞

評:このお孫さん、休日は両親に連れられてよく焼き鳥屋さんに行くんでしょう。酎ハイを呑む父親、「次はつくね食べる?」とか聞くお母さん。おじいちゃんの孫を見る嬉しそうな顔が目に浮かぶ。(鳥海修)


評:今年の流行語を生かした、川柳らしい一句。誤変換してしまった「漏」という漢字に、若かりし日の新婚気分を味わいたかった夫の悲哀が表現されています(なんで言わせるの笑)。(正木香子)


評:いただいた丁寧なメールに残った書式情報から、コピペした箇所がわかってげんなりしてしまうことがある。そんなデジタルテキストがアナログ的に引き起こす残念な瞬間を見事に描いた作品です。(タイプ・センター管理組合)

審査員賞

鳥海修賞

評:ブツブツと畳み掛けるような妻の小言を、窓の外に見える木の枝のスズメに目をやりながら、『よく喋るなー』と聞き流すご主人の家庭内処世術。このくらいがちょうどいいと思っている。(鳥海修)

正木香子賞

評:LINEやメールで気軽につながっていても、最近は意外と筆跡を見る機会がありませんよね。手書き文字に表れる人柄を思う句が多い中で、さりげなくSNS時代のリアルを感じました。(正木香子)

タイプ・センター管理組合賞

評:五時と誤字、帰そうと返そう、門司高生と文字校正。まるでパラレルワールドに迷い込んだのかと思うほどに、どちらの意味でとっても心にその様子が浮かぶ。ムダもなく緻密に狙いすまされた秀作です。(タイプ・センター管理組合)

大日本タイポ組合賞

評:会話をしている最中、ふと相手の胸元を見やるとTシャツにプリントされたテキストが。つい字詰めが気になって、いつのまにか会話そっちのけでカーニングしている様子が、あるあるネタ的に容易に想像でき、身につまされる思いです。(大日本タイポ組合)


佳作


以上、各受賞者の方々には賞品をお贈りいたします。おめでとうございました!


2016年12月31日

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type.center編集部

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