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2016年6月1日

連続する約物の、「←アキ」が解消! 約物Webフォントが無償公開

2016年6月1日

連続する約物の、「←アキ」が解消! 約物Webフォントが無償公開

webブラウザで記事などを読む際に「かぎかっこ」、(まるかっこ)。そして読点、、、、、句点。。。。。これらいわゆる「約物」が連続して並んだときに、「←このアキとか→」「←このアキ」が気になったりすることありませんか? ((((> _ <))))


DTP用のアプリケーションだと、文字組み設定でいろいろと調整可能なのですが、webブラウザで表示される際にはそうはいきません。必然的に全角一文字ぶんの字幅が割り当てられる、いわゆる「ベタ組み」となるため、「←アキ→」「←アキ」がけっこう空いて見えるなー、ということになります。

今回、この約物が連続して並んだときに自動的にそのアキを調整してくれるフォントが開発され、無償配布されています。

特定の約物がふたつ連続すると、それらをひとつの「合字」として表示する「YakuLiga (ヤクリガ)」と、OpenTypeフォントの機能「前後関係に依存する字形(calt)」を使うことで約物をいくつでも並べることが可能になった「約猫明朝/約猫ゴシック」です。

「YakuLiga」を作ったのは配布ページの主でもあるものかの氏。「約猫明朝/約猫ゴシック」は照山裕爾氏、検証は大江氏によるものです。そういえば大江氏は『康煕字典』のEPUB版も作成した方でした。

技術的な解説はそれぞれのページをご覧いただくことにして、この記事のいちばん最初のテキストに実際に「約猫ゴシック」を指定してみたものがこちらです。

webブラウザで記事などを読む際に「かぎかっこ」、(まるかっこ)。そして読点、、、、、句点。。。。。これらいわゆる「約物」が連続して並んだときに、「←このアキとか→」「←このアキ」が調整されたではありませんか! すごい! ((((^ _ ^))))


「ブラウザが対応しないなら、作ってしまおう約物フォント」という意気込みで作られたこのフォント。将来的にはブラウザが日本語組版の細かいところにも対応し、このフォント無しでも適度なツメ組みが実現するのが望ましい姿です。そんな日が来るまで、このフォントで少しでも快適な文字組みが体感できるといいですね。

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