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2016年11月19日

活版印刷の風合いを再現した「秀英体にじみ明朝」リリース

2016年11月19日

活版印刷の風合いを再現した「秀英体にじみ明朝」リリース

大日本印刷株式会社(DNP)は、オリジナル書体「秀英体」で活版印刷の風合いを再現した「にじみフォント」を開発し、第1弾として「秀英にじみ明朝 L」を、ソフトバンク・テクノロジー株式会社のWebフォントサービス「FONTPLUS」で、11月18日に発売。記事本文にさっそく使ってみました。

左:秀英明朝L / 右:秀英にじみ明朝L

DNPは、近年、デジタルメディアが進展する中で出版や広告分野であえてアナログな風合いを加えてぬくもりや手触り感を表現することが増えていることや、活版印刷の表現も再び注目されていることをふまえ、活版印刷の風合いを再現したデジタルフォント「にじみフォント」の開発に着手。

にじみの分析

印刷時の圧力(印圧)によってにじむインクの風合いを再現するため、紙面上にどのように表現されているか、活版印刷物の印影を分析。活版で印刷された文字は、インクが活字に付着していくことで、徐々に“ハライ”の先端や“ウロコ”の角が丸くなったり太くなったりする傾向があることや、線がランダムに揺らいだり太くなったりといった分析結果を「にじみ効果」として付与する専用プログラムを開発し、秀英体フォントデータにこのプログラムで画像処理を行い、「秀英にじみ明朝L」フォントを作成しました。

「秀英明朝L」(上)と「秀英にじみ明朝L」(下)

DNPで100年以上にわたり活版印刷で使用された「秀英体」が長年培ってきた書体制作技術と画像処理技術をいかして開発したものとなっているそうです。

「秀英丸ゴシックB」(上)と試作版の「秀英にじみ丸ゴシックB」(下)。今後も「にじみゴシック」「にじみアンチック」などのラインアップを追加していくとか。

今回、第1弾として開発された「秀英にじみ明朝L」は、文字セット:Adobe-Japan1-3 としてリリース。「FONTPLUS」で11月18日よりwebフォントとして利用が可能となっています。

なお、「FONTPLUS」では、期間限定で入会金無料キャンペーンを2017年1月31日(14:59)まで実施しているとのことです。

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