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2017年3月23日

新刊『描き文字のデザイン』45人の作家を豊富な図版で徹底的に紹介

2017年3月23日

新刊『描き文字のデザイン』45人の作家を豊富な図版で徹底的に紹介

日本を代表する明治・大正・昭和生まれの作家45人の「描き文字」仕事を、800点以上の図版とともに徹底的に紹介した一冊『描き文字のデザイン』(グラフィック社)が4月10日に発売されます。

当サイトでも展覧会レヴューを執筆している雪 朱里氏による新刊。監修はブックデザイナーの大貫伸樹氏。

【収録作家】
中村不折/藤島武二/杉浦非水/橋口五葉/竹久夢二/小出楢重/岡本帰一/広川松五郎/岸田劉生/恩地孝四郎/中川一政/武井武雄/芹沢銈介 /初山 滋/山 六郎/吉田謙吉/田河水泡/柳瀬正夢/佐野繁次郎/村山知義/畦地梅太郎/山田伸吉/今竹七郎/早川源一/河野鷹思/奥山儀八郎/大高重治/野口久光/花森安治/高橋錦吉/中原淳一/大橋 正/鳥居敬一/田村義也/堂 昌一/綿貫宏介/篠原榮太/竹内志朗/宇野亞喜良/和田 誠/山藤章二/平野甲賀/檜垣紀六/赤松陽構造/望月通陽


かつてコンピューターも写植もなかった時代、タイトルやロゴ、ポスターなどの文字はすべて手描きでデザインされていました。特に「図案」「商業美術」とい う概念が生まれた明治以降は、内容や目的に合わせ、それ自体が世界観を持つような素晴らしい描き文字のデザインが多数生み出されてきました。こうした「描き文字デザイン」の数々は、どんな時代にどのような作家によって生み出されたのでしょうか。

本書は、作家ごとにその「描き文字」仕事(装丁、ポスター、パッケージ、ロゴ、映画、テレビなど)をまとめて紹介した一冊です。明治以前、明治、大正、昭和と、作家の生年順に掲載することで、時代ごとの空気や作風の変化、印刷技術の変化や歴史の流れを感じながら描き文字を見ていただくことができます。

これまで「描き文字」は、「文字だから」とデザイン史の面からはあまり語られず、「手描きだから」とタイポグラフィからもあまり語られず、個人の作家の作品集や詠み人知らずの描き文字を集めた図案集はあっても、「日本の描き文字」とその作家をまとめて見られる本はありませんでした。本書は、これをまとめて見ることができる初めての一冊です。


巻頭では、「ニッポン無責任時代」「時計じかけのオレンジ」「燃えよドラゴン」「ダーティハリー」「ランボー」「ターミネーター」「ダイハード」「スー パーマン」「プリティ・ウーマン」「ゴジラ」「ルパン三世 カリオストロの城」など数々の映画の題字デザインを手がけてきた檜垣紀六さんに、描き文字デザイナーの仕事についてインタビュー。実際に描き文字を描く様子を実演していただいています。


『描き文字のデザイン』

  • 雪 朱里(著)
  • 大貫伸樹(監修)
  • B5判・272ページ・オールカラー
  • 3,500円(税別)[ 税込 3,780円 ]
  • ブックデザイン:大島依提亜、勝部浩代
  • 発行:グラフィック社

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