文字による文字のための文字のサイト

type.center
2017年6月30日

すべて金属活字による活版印刷『MA VIE A PARIS(私のパリ生活)』発刊

2017年6月30日

すべて金属活字による活版印刷『MA VIE A PARIS(私のパリ生活)』発刊

フランスの陶器ブランド「アスティエ・ド・ヴィラット」が2016年1月に刊行した書籍『MA VIE A PARIS(私のパリ生活)』の日本語版が発売されました。本国版と同様、すべてが活版印刷で製造されています。

photo: Sophie Delaporte

アスティエ・ド・ヴィラットは、日本でも人気の高い陶器ブランドです。創業者のイヴァン・ペリコリ氏とブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット氏は活版印刷に愛着を持っており、パリ郊外に唯一残っていた活版印刷工房を2015年に購入。2016年1月には出版社「エディション アスティエ・ド・ヴィラット」を設立し、最初の刊行物として活版印刷で製造した、独自のセンスでまとめあげたパリのガイドブック「MA VIE A PARIS」を出版したそうです。

今回、日本語版の製造・販売にあたっては、DNP(大日本印刷)がパートナーとなり、本文には「秀英体」の金属活字が使われています。(この記事でも誌面がイメージできるよう、活版印刷の風合いを再現した「秀英体にじみ明朝」のウェブフォントを使いました)

DNPが保管している秀英体の母型をもとに有限会社佐々木活字店が鋳造

組版・印刷はFUPファーストユニバーサルプレス、製本は誠製本株式会社が協力


MA VIE A PARIS

(私のパリ生活)

  • 著者:ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット、
       イヴァン・ペリコリ、
       ヴィクトワール・ルイ
  • 翻訳者:藤田美香、高崎順子
  • 出版社:丸善出版
  • サイズ:182×134 (mm)
  • ページ数:392ページ
  • 製本仕様:並製、“三方金”仕立て
  • ISBNコード:978-4-621-30147-0
  • 価格:本体8,000円(税抜き)
  • 国内の書店や「H.P.DECO(エイチ・ピー・デコ)」、
    ハイブリッド総合書店「honto」等で販売

テレビ番組で紹介された際には、高島礼子さんが刷り上がりの本の見開きに顔を寄せ、そのインキの匂いを嗅いだという、この『MA VIE A PARIS(私のパリ生活)』日本語版。今日では貴重となった活版印刷による一冊を、手にとってみてはいかがでしょうか。

シェア