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その3:ブチューンカメラ

「ASABA'S TYPOGRAPHY」レポート

その3:ブチューンカメラ

ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて2015年1月に開催される浅葉克己氏の個展「ASABA’S TYPOGRAPHYの制作レポート第三弾です。第一回第二回に続く今回は、ブチューンカメラの写真セレクトです。


ブチューンカメラとは、フィルム2コマぶんを使ってパノラマ写真が撮れるカメラです。浅葉氏はこのカメラをあちこちに持参しては様々な人や風景を撮ってきました。

今回の作業場は浅葉氏の事務所です。

永年の仕事で培われた審美眼による写真セレクトを支えるのは、卓球で鍛えたその視力。いまだに眼鏡いらずで、左右ともに1.5とか。

その量たるや膨大です。展示会場には限りがありますから写真をセレクトしていかなければなりません。おおまかに粗選びをして、さらに絞っていきます。選びながらついそこに写っている思い出話をしてしまい、時はただただ経っていくばかり。

セレクト作業は長丁場。アイスを食べてひと休み。

たくさんある写真の中から選びだし、ようやく展示すべき数の3倍(!)まで絞り込むことができました。

もともとネガフィルムで撮影された写真たちは、コンタクトプリントを見ながらセレクトするのですが、後々そのネガフィルムがちゃんとあるかも確認しなければいけません。プリントと一緒にファイルに収められているものや、ネガが別の箱に入っているものなど、それぞれを整合させるのも一苦労です。

本日ぶん写真のセレクトが終わったのは午前2時をまわったころ。毎日書き続けている日記を書いて終了。おつかれさまでした。

選ばれた写真たちは、この後ネガを探し出す作業を経て大きく引き伸ばされ、展示されます。どうぞおたのしみに(つづく)


ギンザ・グラフィック・ギャラリー第341回企画展「ASABA'S TYPOGRAPHY」

  • 会期:2015年01月09日(金)~01月31日(土)
  • 会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
  • 11:00am- 7:00pm (土曜日は6:00pmまで)日曜・祝日休館
  • 入場無料
2014年12月22日

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人物プロフィール

浅葉克己

アートディレクター。1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所、佐藤敬之輔タイポグラフィ研究所、ライトパブリシティを経て、75年浅葉克己デザイン室を設立。以後アートディレクターとして、日本の広告デザインの歴史に残る数多くの作品を制作。代表的な仕事に、西武百貨店「おいしい生活」、サントリー「夢街道」、武田薬品「肉体疲労にAじゃないか」、キリンビバレッジ「日本玄米茶」パッケージデザインなど。中国に伝わる生きている象形文字「トンパ文字」に造詣が深い。日宣美特選、東京TDC賞、毎日デザイン賞、日本宣伝賞・山名賞、日本アカデミー賞最優秀美術賞、紫綬褒章、東京ADCグランプリ、旭日小綬章など受賞歴多数。東京TDC理事長、東京ADC委員、JAGDA会長、AGI(国際グラフィック連盟)日本代表、桑沢デザイン研究所10代目所長、東京造形大学・京都精華大学客員教授。卓球6段。

「ASABA'S TYPOGRAPHY」レポート

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