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2016年3月31日

【速報レポート】「情報化時代に考えたい漢字の話」文化庁の国語調査官を講師に

2016年3月31日

【速報レポート】「情報化時代に考えたい漢字の話」文化庁の国語調査官を講師に

「情報化時代に考えたい漢字の話」

文化庁文化部国語課 国語調査官・武田康宏氏が講演

千代田区立日比谷図書文化館は3月30日、日比谷コンベンションホールにおいて、文化庁文化部国語課 国語調査官の武田康宏氏を講師に迎え、「情報化時代に考えたい漢字の話」をテーマに講演会を開催し、年度末にもかかわらず200名が聴講に訪れた。

文化庁文化部国語課 国語調査官・武田康宏氏

武田氏は、新聞、雑誌など一般の社会生活における漢字使用の目安として1981年に告示された「常用漢字表」の概念や2010年に実施された改定内容、また、情報化が進む現在、JISコード(第1〜第4水準)だけでも約1万にのぼる漢字が存在する中で、2,136字の「常用漢字表」を定めた理由などについて説明した。

「とめ」、「はね」なども手書き文字は様々

さらに武田氏は、今年2月29日に文化審議会国語分科会がとりまとめた「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(PDF)の内容についても解説。これまで手書き文字は、個人の習慣などの違いにより字体が異なるケースが多く、本来であれば問題ではない違いであっても、印刷文字を基準に正誤が決められる傾向があった。今回、発表された指針では、「手書き文字と印刷文字の表し方には習慣の違いがあり、一方だけが正しいのではない。字の細部に違いがあっても、その漢字の骨組みが同じであれば、誤っているとはみなさない」との見解を示しており、武田氏は様々な字形の例を挙げながら、その概要について説明した。

同じ文字であっても異なる字体・字形

なお、同指針では、「常用漢字表」全2,136字で印刷文字と手書き文字のバリエーションを例示している。


詳細レポートは後日掲載します。お楽しみに。

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